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久野歯科医院コラム

診療室2階の整理

矯正歯科治療に関係する小冊子について

診療室の2階には、従業員の方のロッカーとソファーが設置されており、
隔壁の他には事務用品のストック、消毒用薬剤、ディスポーザブルの
紙コップ、紙エプロン、額の箱のほか父の古い書籍や持ち物、
昔の雑誌、古い資料などが雑然と置いてあります。

時々整理をするのですが、なかなかすすまないのが現状です。

今回も本棚を整理しておりますと
古い歯科矯正治療の小冊子がみつかりました。
発刊の期日をみますと昭和8年4月3日とあります。
父はその頃から矯正歯科治療の勉強を開始していたようです。

内容は近代歯科矯正の父といわれているエドワードアングルのもとで
3年間の研修をされた著者とアングル先生との交流、当時の石膏による型取りのための工夫、
帯環装置(バンドといいます)の製作から矯正歯科治療の方法を模型計測などの表と図解を使っての解説に、
患者様への対応、歯科矯正治療に使用される矯正装置の説明などが記されています。

矯正装置は現在広く行われているワイヤーとブラケットによるものの原型のように思われます。
昔はこの小冊子に表されているように各歯に帯環装置をつくり、ブラケットチューブを溶接し
各歯装着を行っておりました。

アングルが考案したリボンアーチという装置はブラケットを溶接した金属バンドを
セメント(合着接着剤)で歯に合着して金属の太いワイヤーを使用して比較的強い力で歯を動かす
テクニックのようです。
日本で接着技術の向上と歯に対するダイレクトボンディングが考案され
飛躍的に矯正歯科治療が煩雑なものから簡単に行えるようになりました。

材料の革新もめざましくニッケルチタンワイヤーに代表される形状記憶合金の応用や
ブラケットにあらかじめ各歯の情報を入れることにより複雑なループをワイヤーに屈曲することも少なくなり、
矯正歯科治療が難しく、煩雑なものから身近なものになっていきました。

小冊子では当時から患者様に治療前と治療後の模型や模型の写真を用いて
説明することをしていたこともうかがわれます。

久野歯科医院での矯正歯科治療開始の時期について

同じ棚からは当時、久野歯科医院で診断のために撮影された
患者様の正貌と側貌の写真もありました。
作図がされ、角度の計測がされているようなラインがひかれておりました。

現在は写真の撮影もデジタル化によって保存、印刷などが簡単にできて
色彩も白黒から自然色まで再現が可能です。

頭部エックス線規格写真のトレース、基準点のプロット、
基準線や角度計測もデジタル化がすすんでおり、顔面タイプや
成長発育を伴う矯正歯科治療の目標を予測することが可能となっています。

常滑市・知多市の歯科、矯正歯科の久野歯科医院では
昭和9年前後から矯正歯科治療を開始したようです。

患者様の啓蒙、説明用の蝋模型標本

その他2階には患者様の啓蒙や歯の構造を理解していただくために
造られ使用されてきた蝋でできた模型が多数保存されています。

当時はプラスティックのような樹脂が発達しておらず、
すべて蝋細工によって標本模型が作られていたようです。

木で作られた箱の扉を開けますと中から模型が現れてきますが
種類によっては頬の大きく腫れた顔の模型もあり
ホラー映画かお化け屋敷にも使用できるような模型も
多数保存されています。

皆様にお見せしても気味悪さが先行し、歯科の疾患がいかに体に
悪影響を及ぼすかをお伝えすることがご理解できないと思います。

名古屋市中区にあります愛知県歯科医師会館の1階に歯の博物館があり、
昔の歯科の道具などが展示されているコーナーがありますが、久野歯科医院の蝋細工の標本模型を
引き取っていただけるかは疑問です。歯の博物館では多くの歯科医院から古い道具を送られ
保管されているものがだぶついているようにも聞いています。

歯科の書物も多く保管されておりました。
私の卒業した東京歯科大学は日本最古の歯科大学で「旧六」と呼ばれている歯科大学のひとつであることは
このブログでもお伝えしましたが、現在では絶版の遠藤至六郎先生の口腔外科学通論および
手術学などの歯科関係の書物もありました。

私が学生の頃のアナトーム社の東京歯科大学解剖学教授であった
上條雍彦先生の口腔解剖学の本は今でもときどき開いて確認をしています。

その他

また叔父が子供の頃の雑誌、少年倶楽部や、少年倶楽部の付録、
「しょうや」と呼ばれていた「メンコ」も多く出てきました。

少年倶楽部は大正3年創刊の少年向けの総合雑誌のようです。
父の本棚の下のほうに目立たぬように昭和4年発刊のものが
整理されてありました。

付録には日本地図、日本の歴史、当時の有名人の絵葉書など
比較的保存性が良い物もありました。

「しょうや」の名称は名古屋近辺で使われていた方言のようで、
私はこのようなものに全く興味がなく、子供の頃にも
「しょうや」で友人と遊んだ記憶はありません。

私の子供の頃のなじみの藤子不二夫作品は
ドラえもんではなくおばけのQ太郎でしたがそのなかで
「メンコ」という言葉を知ったと思います。

少年倶楽部、しょうや共に保存性が悪く商品価値は期待できませんが
近いうちに古本業者に依頼して引き取ってもらう予定です。

常滑市・知多市の歯科、矯正歯科
久野歯科医院 院長

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