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久野歯科医院コラム

歯周病が全身に及ぼす悪影響について

常滑市の歯医者、久野歯科医院です。
皆様に役に立つ歯科の情報をおとどけします。


これまでも当コラムで歯周病と全身疾患の関係について
説明して来ましたが今回はまとめとしてお知らせします。

最近の研究では歯周病や歯を失うことによる
体に様々な悪影響が及ぶことが明らかになりつつあります。

歯周病を予防することは生活習慣病などの色々な病気のリスクを減少させることにつながります。

歯周病と全身疾患の関係について代表的なものには、
疾患には糖尿病、心臓病、肺炎などがあげられ、
要因には肥満、喫煙、女性のライフサイクルなどがあげられます。

糖尿病は血糖値が高い状態が続くと起こります。

ひどくなると様々な合併症をもたらし歯周病も糖尿病の大きな合併症の一つです。
糖尿病は血液中のブドウ糖濃度が高い状態が続くことで、全身の血管が傷つき、
それにとって末梢神経、腎臓、目の網膜などの様々な器官や臓器に
異常が現れ合併症を伴って死にいたるとても怖い病気です。

最近の調査では糖尿病と糖尿病予備軍の合計は2050万人で5人に1人が該当しています。

歯周病が重症化すると歯周ポケット内の歯周病菌が血管内に侵入して
炎症性サイトカインという物質の産生を促進します。

炎症性サイトカインは血液中で血糖をコントロールしている
インスリンの働きを妨げて糖尿病が悪化します。

歯周病を治療する事で炎症性サイトカイン(TNF-α)が抑えられ
インスリンの働きが活発になり糖尿病のコントロール状態が
改善
されることが明らかになっています。

心臓などへの感染を引き起こす場合があります。

歯周病菌が血液中に侵入すると心臓などに感染を引き起こす場合があり、免疫力の低下している人には注意を要します。

心臓の内膜や弁膜に障害のある人にみられる細菌性心内膜炎は
その原因のほとんどが歯周病菌であることがわかっています。

歯周病菌が心臓を取り巻く冠動脈に感染すると炎症性サイトカインの影響で
血栓ができやすくなり動脈硬化を進行させます。
高血圧、高脂血症の人で歯周病に罹患している人も注意を要します。

歯周病が重症化してくると歯周病菌が血管内へ侵入し、
動脈硬化を起こしている血管に感染します。
歯周病菌や炎症性サイトカインが血管壁に炎症を起こします。
動脈内にできたプラークにも歯周病菌か感染して動脈硬化を促進します。
その結果血管壁が厚くなり血管を狭くして血栓が詰まりやすくなります。
心臓の冠動脈に血栓が詰まれば心筋梗塞が、脳動脈で起これば脳梗塞が発症してしまいます。



肥満度(BMI25.0以上)の高い人は注意が必要です。

肥満度(BMI25.0以上)の高い人は肥満でない人に比べて
3倍以上歯周病になりやすいといわれています。


肥満の対策はしっかりとよく咬んで食べることです。
1口30回咬んで食事の時間を20分かけるように心がけましょう。

よく物を咬むことで脳から脳内ヒスタミンという物質が分泌されます。
この脳内ヒスタミンには覚醒のレベルを上昇させたり、
周重力や注意力をアップさせる働きとともに食欲を抑える効果があり、
さらにエネルギーの代謝促進の効果もあって脂肪の燃焼効果があることもわかっています。

歯周病への煙草の影響について

煙草は歯周病に関しても良いことは一つもありません。

煙草を吸わない人を1とした場合1日に20本以上煙草を吸うヘビースモーカーは
5倍以上も歯周病になりやすいことがわかっています。

喫煙は歯肉に煙草の煙が直接触れるため歯周病の直接的な原因で
歯周病が重症化しやすいことがわかっています。

ニコチンによる毛細血管の収縮作用などにより出血しにくく
歯の周りの骨が大きくなくなっていて歯周病の効果があらわれにくく治りが悪いです。
喫煙はほかにも口腔がんや扁平たいせん、色素沈着、口臭などの原因の一つになっています。

受動喫煙の被害について
副流煙を吸い込むことで歯周病に3倍、歯周病になりやすく
3次喫煙で衣服や紙、壁、カーテンなどに付着した
煙草の有害物質を吸引することも健康に被害を及ぼすといわれています。

女性ホルモンの影響について

女性は女性ホルモンの影響を受けていて
女性ホルモンのサイクルの変化は歯周病にも影響を与えています。

13歳からおおよそ40歳までの思春期から性成熟期には妊娠関連の歯肉炎に注意が必要です。

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増し、血管の拡張や免疫力の低下などの変化により
歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。
歯周病にかかっている人は歯周病が悪化する傾向があります。

おおよそ40歳から60歳位までの更年期には歯周病と骨粗そう症に注意が必要です。

骨粗そう症は閉経後に女性ホルモンが欠乏することで
骨密度が減り骨折しやすくなる病気ですが、
全身の骨密度が少なくなると歯を支えている骨も減り、
女性ホルモンの減少で炎症性サイトカインが増えて歯周病が進行していきます。


60歳を超えてくると女性ホルモンのさらなる減少により、
唾液の分泌量が減少しドライマウスがみられるようになります。

ドライマウスは男女比で1:3と圧倒的に女性が多いです。
ドライマウスは様々な原因により起こります。
ストレス、糖尿病、飲んでいる薬の副作用、咬む力の低下などにより
唾液の分泌量が減少して歯周病菌の繁殖が盛んになり、歯周病が重症化しやすくなります。

歯周病菌は肺炎を引き起こします。

高齢となり唾液の分泌が少なくなり、咬む力、飲み込む力が低下し、
免疫力が低下してくると誤嚥性の肺炎が起きます。


飲み込む力が低下すると食べ物や唾液が誤って気管に入り込んでいきます。
気管に入った唾液の中の歯周病菌が肺に感染して肺炎を起こします。

肺炎は高齢者の直接の死亡原因の1位であり全体でも死因の順位3位です。

お口のなかには100億個の口腔内常在菌がおり、
免疫力や抵抗力が低下した時や細菌の病原性が強くなったときに歯周病が発生します。
細菌数の少ない人は歯ぐきの健康な人が多いという(男性)報告もあります。

歯周病を予防することは生活習慣病をはじめとする
いろいろな疾患のリスクを減らすことにつながります。


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