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久野歯科医院コラム

QOLと咀嚼能率の関係について

常滑市の歯医者、久野歯科医院です。
皆様の役に立つ情報をお届けいたします。

QOLとは、Quality Of Lifeの略称
生活の質、生命の質、人生の質などと訳されています。

主観的にも客観的にもまた体、精神、社会のいずれの方面からも人間として
よりよい状態であることを意味しています。

医療でのQOLの最終的な目的は、患者様の生命の維持と患者様の生活の質の向上にあります。

ADLとは、Abilities of Daily Lifeの略称
日常生活動作と訳されていて、高齢者の日常の活動をする能力のことをいいます。

日常の生活動作とは食事、着替え、移動、排泄、容姿を整えたり、お風呂に入ったり
毎日の生活を営む上での基本となる行動のことをさしています。

咀嚼能力とは、
食品を噛み砕き、その塊を飲み込むまでの能力
のことをいいます。

咀嚼を行う意義は食物を噛み切り、粉々にして、すりつぶし、塊を飲み込みやすくする。

味覚を刺激して唾液の出やすくしたり消化液の分泌を促したりして
胃や腸での食物の消化や吸収を助ける。

お口のなかの粘膜を刺激して血の流れを促し、お口の健康を保ち、発育を促す。

食物を咀嚼することで心理的な満足感を得る。

などがあげられます。

   

厚生労働科学研究
「口腔保健と全身的な健康状態の関係」運営協議会の報告
では
高齢者対象の調査で、良好な咀嚼能力がQOLの高さに影響し、
高齢者のADLや視力・聴覚にも良好な影響をおよぼすことが示されました。

特にQOL良好者にたいして様々な項目にについて評価した結果、
「良好に食べられる」ことがとても関連が深いことがわかりました。

高齢者の方に現在の楽しみをアンケートで尋ねると「食べること」がかならず上位にランクされます。

QOLはそれぞれ、人の価値観によって異なるために色々な要因を考慮に入れ調整して、
いろいろな角度から分析がされています。

しかし統計的に有意な結果がでているのは
咀嚼能力とQOLの関係だけだったといわれています。超高齢者・高齢者・被介護者に歯科のできること

むし歯や歯周病などで歯を失くさないようにお口の健康を保ち、不運にもむし歯になったり、
歯を失くされてもしっかりと治療し、定期健診を怠らないようにする事で
「何でもかめる」ことが出来、QOLの向上につながると考えます。

平成28年歯科疾患実態調査によりますと
8020達成者の割合は前回調査の40.2%から11.0ポイント増して51.2%初めて50%を超えました。

健康日本21では8020達成率を平成34年において50%を達成する目標を掲げていましたが
今回の調査によりその目標が達成されました。

日本歯科医師会は8020達成者が50%を超える状況を「8020健康長寿社会」と位置づけて、
その実現を目指してきました。

今、その目標を実現したことでさらに「8020運動」に「オーラルフレイル」と言う
新たな考え方を加えて健康長寿をサポートしていく目標を掲げています。
(日本歯科医師会 日歯広報より)

ご自分の歯がたくさんある高齢者、超高齢者の方が一般的になりますと
今度は根面う蝕に注意が必要になってきます。

QOLと咀嚼能率を高め維持するために、根面う蝕を防ぐためには歯根面に対する、
さらなるセルフ口腔ケア、プロフェッショナル口腔ケアが大切になってきます。

日常生活とお口の健康との関わり
むし歯や歯周病にならないように予防に心がけ、正しい食習慣と生活習慣を心がけていれば、体は健康を維持することができます。

また、健康な体は、健康な歯をつくる大事な要素です。
では健康な歯をつくるために、普段どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

(1)歯みがき・口腔ケア

歯みがき・口腔ケアはお口の健康を維持する基本です。
ていねいにしっかりとみがけていて、プラークの除去ができていることが大切です。
きちんとみがく習慣がある人と、いい加減ですませている人では、
むし歯や歯周病の発生率に大きく差が出ます。

(2)栄養をとる

1日3回規則正しく食べていますか?
歯に必要な栄養はカルシウムだけでなく、タンパク質、ビタミン、炭水化物、他のミネラルなども重要です。
栄養バランスのよい、規則正しい食事は肥満、生活習慣病を予防し、
歯周病の全身疾患への影響を少なくします。

(3)お酒を飲むのは適量

適度のお酒は血液循環を促し、それほど悪くはないのですが、
酔っぱらって歯をみがかずにそのまま寝てしまうほどの飲酒は避けるべきです。
多量の飲酒はアルコール性の肝障害を引き起こします。
33:歯周病とアルコール摂取(飲酒)について

(4)たばこは吸わない。

たばこをよく吸う人は吸わない人よりも、むし歯や歯周病になりやすい傾向があります。
たばこはお口のなかの毛細血管に悪影響をあたえ、貧血状態を作り出したり、歯肉の健康を奪います。
全身的には血圧を上昇させ、肺がんの大きな原因になり、周りの人の健康にまで悪影響をあたえます。
32:喫煙と歯科疾患について
31:歯周病と喫煙について

(5)睡眠時間は足りていますか?
   適度な運動は? ストレスを発散していますか?

不眠は体に大きな影響を与えます。一見、歯に直接関係なさそうですが、
健康な体を維持することがよい歯をつくります。
たとえば糖尿病、心臓病、動脈硬化といった成人病も、歯周病をはじめ、
お口の病気の原因になりやすいもののひとつです。
ストレスもまた身体的な病気の大きな引き金となり、
ブラキシズムやTCH、ドライマウス、歯周病の原因となります。

(6)手洗い、うがい、鼻呼吸

外出後の手洗い、うがいは感染症予防の基本です。
鼻呼吸を行うことによりばい菌が直接口から侵入することを防ぎます。
子供の頃からの習慣が大切です。
37:口呼吸と歯周病、むし歯、不正咬合などの歯科疾患の関係について

以上はごく一般的なことですが、日常生活とお口の健康は切っても切れない関係にあります。
正しい生活習慣を身につけましょう。

味覚障害について

味覚障害の原因には
全身的な原因として代謝性疾患(糖尿病、など)亜鉛、鉄分、
ニコチン酸の欠乏、かぜ、内分泌異常、薬物の副作用などがあります。

局所的原因は味覚伝導路障害、頭部の外傷、舌炎、頭頚部の放射線治療の副作用などがあります。

しかし最近、味覚障害として問題となっているのは体に必要なミネラル(亜鉛、銅、セレン、クロム)が
不足して起こる酸味や苦味のわからなくなるものです。

日本人に不足しがちなミネラルはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などです。

味覚の受容器である味蕾を構成する味細胞は10日ほどで新しい細胞ができあがります。
亜鉛はこのときに必要なミネラルです。
数百種類の酵素も亜鉛がないと働きません。
亜鉛が不足しますと味覚の低下だけではなく知能や記憶に関する脳の働きや
老化、発ガンを促進したり血管を傷つける活性酸素を無毒化するのに関係し、影響が及びます。

コンビニの加工食品の偏った食生活や、激しいダイエットなど若い人に味覚障害が増えています。

味覚障害にならないように
亜鉛を多く含む食品の摂取をこころがけましょう。

生牡蠣、レバー、納豆、ひじき、豆腐、牛肉など新鮮なもので、
できるだけ保存料、酸味料を使用していない食品をたべましょう。

若い人には鉄分の不足による貧血も注意を要します。
亜鉛と同じく体の中ではつくることができません。
豆や野菜などはたんぱく質やビタミンCとともに摂取すると鉄分の吸収が高くなります。

常滑市の歯科、矯正歯科
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