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久野歯科医院コラム

周術期の口腔ケアについて

常滑市・知多市の歯医者、久野歯科医院です。
皆様の役に立つ情報をお届けいたします。

日本人の平均寿命
男性が80.79歳、女性が87.05歳(2015年調べ)です。

世界の平均寿命では
男性の1位が香港で81.24歳
2位がアイスランドで81.00歳
日本は4位で80.79歳です。

女性ではやはり香港が87.32歳で1位、
日本は87.05歳で2位となっております。

最近よく話題になります健康寿命男性で70.42歳、女性で73.62歳となっており
平均寿命の差はそれぞれ9.13年、12.68年となっております。

この平均寿命と健康寿命の差を小さくし、
なくす事が健康への目標の一つとなります。

また死因の順位
1位が悪性新生物(がん)で28.7%、
2位が心疾患15.2%、
3位が肺炎9.40%、
4位が脳血管疾患8.70%と続きます。

日本人の死因の第1位はがん等の悪性腫瘍で
国民の二人に一人は生涯にがん等の悪性腫瘍にかかるといわれています。

国民の半分が一生のうち、がんに罹ることを経験し
3分の1が、がんによって命をなくす時代となっています。

これは人の寿命が伸び、老化がすすむことにより免疫力の低下と共に
体を構成する細胞にひずみが生じることでがんの発生が高まるのだと思います。

国立がん研究センターは、
がんの医療を評価する指標の一つに使われる「がん生存率」を発表しました。

2000年~2003年にがんと診断された人の10年後の生存率は58.6%
2006年~2008年では5年後の生存率が69.4%だったそうです。

この数字は統計を取り始めた1997年のデータよりも
約7ポイント高いものでした。

これは健診などのよる早期発見の取り組みや抗がん剤、
放射線治療などのがん医療の進歩が生存率の向上につながったと見られます。

がんの治療成績が向上し、生存率が上がっていることは喜ばしいことです。

一方でこうした知識は一般にはまだ普及していないということが
「がん対策に関する世論調査」で明らかになっています。

がん治療の種類や煙草の有害性、若い世代でのがんの増加などに知識のある人は
60%を超えていますががん全体の生存率が50%を超えていることをしっていた人は29.5%でした。

がんは難しい、治りにくい病気であると考えているひとがまだまだ多いということでしょう。

確かに全体の生存率は上がっても
治りにくいがんは依然として治癒の難しいことに変わりはありません。

前立腺がんや大腸がんは早期発見、早期治療で治りやすく
腫瘍マーカーや便の潜血反応などの検査が有効です。

見つけにくい部位にできてしまったがんは早期発見が難しく、
がんの組織学的なタイプ(組織の分化の程度や悪性度)により同じ部位のがんでも
治りやすいものと治りにくいものがあります。

化学療法は目覚しく進歩しています。

いままでの生存期間のさらなる延長や副作用などに問題を残しているものの
化学療法でがんを治癒させるほどのものも出現してきました。

放射線治療は日本では脇役ですが欧米では外科療法に並ぶほどの評価がなされ、
日本でも重粒子による放射線治療施設ができてきています。

いずれにしましてもがんという病には早期発見、早期治療が必要で、
そのためには常日頃からの生活習慣の是正
定期健診・人間ドックを受けることが大切であると思います。

がんは「治る病気になった」と軽視しては決してなりません。
早期発見されたならすぐに治療を開始しないと命にかかわることも多くあります。

目の前の願いはかなえられずとも、
がんが完治できれば以後の数多くの願いをかなえることが可能です。

がん等の悪性腫瘍の手術、臓器移植手術、心臓血管外科手術、
骨髄移植、放射線治療、化学療法などを行う前に
お口のなかの環境を整えるために
口腔ケアをおこなうことが大切です。

お口のなかには多くの細菌がいます。
普段は悪さをしない細菌も手術を行うことで一時的に体の抵抗力、
免疫力が低下した時に肺炎や口内炎、心内膜炎などの
様々な合併症の原因になり手術後の治癒を悪くすることがあります。

手術を受ける前に前もってお口のケアを行うことにより細菌数を
できるだけ減らすことができれば様々な合併症のおこるリスクを減らすことができます。

むし歯があれば応急処置をしてお口の中をできるだけ健康な状態に保ちます。

また全身麻酔の時、人工呼吸器の管が口を介して気管に入る時に歯の脱落や歯の破折をふせぐために
あらかじめ保護用のマウスピ−スを作っておいて歯の脱落や破折を防止します。

口腔ケアを行なうことで手術後の合併症が約4分の1に減少したとの報告もございます。

あらかじめお口のなかの状態を改善しておくことにより手術後の食事の開始を円滑にしたり、
食事の時の苦痛を軽減することで全身状態の回復を早めることができます。

がん等の悪性腫瘍の手術、臓器移植手術、心臓血管外科手術、骨髄移植、放射線治療、
化学療法などを行った後の口腔ケアも手術前以上に大切です。

● 手術後に食欲不振でお重の減少と体力が低下し、
  口の中の状態も悪化した。

● 抗がん剤の副作用のための口の中があれて、
  何を食べても味がしない。

● つばが出ないので食事がしにくい。

● 放射線治療で口の中が痛くものがしみるためたべられない

などの悩みや苦情が出てきます。

手術後にも口腔ケアを続けることで化学療法(抗がん剤)や放射線治療に伴う
ドライマウスや口内炎、顎の骨のトラブルなどの副作用を少なくすることができます。

手術前の口腔ケアと同様に手術後の肺炎や傷口からの細菌の感染のリスクを減らすことができます。

口腔ケアを行うことで
入院期間が短くなることもわかっています。

胃がんでは10日、大腸がんでは7日、前立腺がんでは4日ほで
入院期間が短縮できた報告がございます。

つまり、お口のなかのケアをがんの治療前と治療の後に行うことで
がん治療を受けた方の社会復帰を促進する効果が期待できます。

お口の中を整えることもがん治療の一部だと考えて、手術の術前、術後のケアを心がけましょう。

定期的に歯科を受診されている方もしばらく歯科を受診されていない方も
お口のなかの環境を整えるためにがん治療などを始める前に歯科医院の受診をすることをおすすめします。

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