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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 久野歯科医院コラム
常滑市の歯医者、久野歯科医院です。
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あなたは、いつも上下の歯を接触させてはいませんか?!
あなたは、慢性的な筋肉の疲労感、
肩こり、歯の違和感、顎の疲労感などありませんか?!
上下の歯の接触と聞くと一般的には歯ぎしり(グラインディング)かみしめ(クレンチング)や
食いしばりを思い浮かべる人が多いと思いますが、強い力でのかみしめや食いしばりを行なわなくても、
実際には上下の歯を軽く接触させる程度でも筋肉の緊張や疲労が生じるということでTCHという名称が
つけられました。
重症化すると筋肉の緊張や疲労ばかりでなく、全身的な不定愁訴にまで拡大し体に悪影響を与えます。
かみ合わせの悪い人に限って、TCHを持っている場合も多く診られます。
あまり知られていませんが通常、上下の歯は何もしていない安静時には接触しておらず、
ある一定の隙間(距離)を保っています。この空隙のことを安静位空隙といいます。
歯が接触している時間はほぼ食事をしているときのみで
接触している時間は1日で数分程度が正常であるといわれています。
上下の歯の接触時間が長くなると筋肉の緊張や疲労、顎関節にも負担が増し顎の疲労感、
歯の違和感、口が開きにくい、口が狭くなった、舌がおかしい等の症状や顎関節症、
様々な全身的不定愁訴のかかわっていると考えられています。
歯ぎしりの対策としては主に、マウスピース装着などの治療が行なわれていますが、
それは歯と歯の間にマウスピースを介在させ歯の歯根膜反射を遮断することにより、
歯ぎしりを抑制するねらいがあります。
しかし歯ぎしりをとめる事ができるという確証(エビデンス)がある訳ではありません。
ブラキシズム(歯ぎしり)の原因はストレスであるといわれています。
ストレスには
● 日常生活上のストレスと
● 口の中の咬み合わせに起因するストレス
があります。
健診のときに舌に歯形がついている方がときどきいらっしゃいます。
舌圧痕といいますが舌圧痕の原因の中には
TCHとブラキシズム(歯ぎしり)が原因の可能性があり
ご本人のTCHとブラキシズム(歯ぎしり)にたいして意識のない場合の発見に役立ちます。
ブラキシズムの中でも強度のクレンチングのある患者様は注意が必要で年齢の増加と共に
歯の崩壊が著しくなる(ポステリアバイトコラップス)と難治症例となることがあります。
テレビを見ているとき、長時間パソコンの使用などのデスクワークをしている時などに
起こりやすいのでパソコンのモニター(ディスプレイ)画面の角などに自分にしか
わからない目印(キャラクター、マスコット)などを配置しておきマスコットなどが
目にはいったら上下の歯が接触していないか確認し歯を離してリラックスに努めましょう。
家にいるときは洗面所、トイレ、リビングなどのリラックスと書いた紙などを貼ってやはり、
それが目にはいったら上下の歯が接触していないか確認し歯を離してリラックスに努めましょう。
またTCHを意識しすぎるのもよくありません。
心身をリラックスさせることが大切です。
久野歯科医院では心身のリラックス法としては
自律訓練を指導しています。
自律訓練は心身のリラックス法として優れた方法の一つです。
筋弛緩法続いて自律訓練を開始し四肢温感練習(温感公式)まで行なった後に
特別練習にはいります特別公式言語は「唇が閉じても歯を離す」などでよいでしょう。
ストレスコントロールが必要です。
自律訓練は心身医学の治療の3本柱のひとつです。
心身医学の治療の3本柱とは「自律訓練」「交流分析」「行動療法」のことをいいます。
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