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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 小児(こども)矯正と床矯正装置について
小児・混合歯列期(おおよそ6歳からの乳歯と永久歯の混ざった時期)に矯正歯科治療を行う目的としては患者様の主訴に対する治療、改善だけではなく、機能的(function)障害の改善と悪習癖(habit)の除去、将来生えてくる永久歯の萌出余地の獲得などが中心となります。
常滑市の久野歯科医院では小児・こども(混合歯列期)の場合、成長発育を利用し、成長発育を妨げることのないように原則として取り外しのできる装置(床矯正装置)を使用します。
異物感が強かったり、床矯正装置が装着できない場合には固定性の装置を使用する場合もございますが、その場合にはいっそうの歯口清掃(ブラッシング)が必要になります。
当院で主に使用する床矯正装置は拡大床(エクスパンジョンプレート)、ビムラーアダプター、バイオオネーター、FKO、タングクリブ、リテーナー(ベッグ、ホーレー)、ムーシールドなどです。
主にアダムスクラスプ、ボールクラスプなどの維持装置とスクリューを使用した取り外しのできる床矯正装置です。
顎を側方に拡げるためのエクスパンジョン、扇状に拡大するためのファンタイプ、大臼歯を後方に移動させるサジタルアプライアンスなどがあります。
歯を動かすためのばね状のワイヤー(補助弾線)を組み込むこともあります。
ラビアルボー付き拡大床 | 補助弾線付きファンタイプ | 下顎拡大床 |
ファンタイプ拡大床装着の口腔内写真です |
主に患者様の口の周りの筋肉や咬む力を利用した取り外しのできる機能的矯正装置です。
不正咬合の改善や顎の骨の成長を促すために用いられます。咬合状態や治療目的に応じて様々な装置があります。
ビムラーアダプター |
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反対咬合を治療する装置です。 |
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バイオネーター |
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上顎前突を治療する装置です。 |
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ムーシールド |
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既成の乳歯列の反対咬合を治療する装置です。 |
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動的矯正治療が終了後後戻りを防ぐために使用する保定装置です。
成人の簡単な隙間を閉じるのにも応用が可能です。
悪習癖の除去やスポーツ用のマウスガード、矯正治療中のマウスガードなどに使用します。
タングクリブ |
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飲み込む時に舌が突出する癖(異常嚥下癖)の除去、開咬の治療などに使います。 |
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ナイトガード |
就寝時ブラキシズムの防止に使用します。 |
マウスガード |
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ラグビー、サッカー、格技など、からだを強く接触するスポーツ時に使用します。 |
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以上のことが守れないと装置破損の大きな原因となり矯正治療進行の大幅な遅延、妨げとなります。
装置が破損し理由が上記の5〜8の明白な場合には装置の再調整料をいただくことがあります。
プラスチック部分は使用により唾液や水分を吸水します。
匂いが気になるようでしたらクリーナー剤がありますのでご相談ください。