5歳から6歳ごろになると第2乳臼歯の後ろ側に永久歯の第1大臼歯が生えてきます。
いわゆる6歳臼歯と呼ばれていて今後かみ合わせの鍵を握る非常に大切な永久歯です。
同時に前歯も生え変わってきます。
側方歯群とよばれる小臼歯や犬歯が生え変わるのは一般的には9歳前後だと思います。
12歳ぐらいになると第2大臼歯が第1大臼歯の奥に生えてきます。
歯の生える時期や順番は個人差が大きく、よほど遅れていない限りは心配ありません。
しかし通常、一般的には左右が対称的に生え変わってくるので、片方の歯だけぜんぜん出てこないとか、
年齢がすすんでも永久歯が生えてこない場合には生まれつきはがない、先天性欠如の場合もあります。
または並びがガタガタだったり、歯と歯の隙間が大きく開いていて、
なかなか閉じない場合には余分な歯、過剰歯が埋まっている場合もあります。
乳歯はふつう永久歯が下から生えてくるのにしたがって乳歯の根がぐらぐらになって抜けてきますが
乳歯が邪魔をしていて永久歯が変な方向から生えてきたり永久歯がなかなか生えてこない場合があります。
そうなると永久歯列の完成に影響がでてきたり、永久歯が埋まったままの異常な状態ができあがるので注意は必要です。
そのような場合には歯医者に相談してください。