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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【歯医者の豆知識】歯が痛い:むし歯や歯周病が原因の痛みについて

【歯医者の豆知識】歯が痛い:むし歯や歯周病が原因の痛みについて

常滑の歯医者 久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

歯が痛む原因

歯が痛むのはむし歯によるものか、歯周病によるものか、どちらかが原因であることが大部分です。

歯自体が痛みを発しているか、歯の周りから痛みを発しているかどちらかの場合が多いです。

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むし歯が原因の痛みについて

むし歯の進行度と痛みの程度

う蝕症の第1度(C1)

むし歯がエナメル質内にとどまっている場合には痛みはありません

う蝕症の第2度(C2)

むし歯が象牙質内に進行するといろいろな刺激で一時的に痛みを感じるようになります。

冷たいものにしみる冷水痛やむし歯でできた穴(う窩)に物が詰まったり、挟まったりする刺激により痛みが発生します。

この時期を逃がさず歯科医院・歯医者に来院され、むし歯の治療をすれば、むし歯によるそれ以上の痛みを経験することはなく、いやな歯の痛みに悩まされることもなくなるでしょう。

う蝕症の第3度(C3) 歯髄炎

むし菌歯が象牙質から歯髄にまで侵入し急性炎症を引き起こすと激しい自発痛に襲われます。慢性炎症の形でむし歯が進行すれば熱いものにしみる温水痛や化学的な刺激の甘味痛などでも鈍く持続的な痛みが誘発されます。

痛み止めの効きも徐々に悪くなり効く時間も短くなっていきます

歯髄壊疽

炎症がさらに拡がって歯の根の部位にまで進行していくと自発痛は一時的になくなり、歯髄が壊疽の状態になります。

人によっては「歯の痛みが治った」と錯覚する人がいます

炎症が歯の中でとどまっていれば感染した歯髄を取り去れば痛みはほとんどなくなります。

根尖性歯周炎

一旦痛みがなくなっても適切な処置を受けず放置しておけば炎症が歯の根から歯周組織に拡がって歯ぐきが腫れて強い痛みが出てくる場合があります。

慢性的に経過すれば痛みの出ないこともありますが急性に転化すると激しい痛みと歯ぐきに腫れを生じます。

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歯周病が原因の痛みについて

歯周病が痛みに原因の場合は歯周ポケットからの細菌の感染で歯周組織に中等度以上の炎症のある場合が多く、歯ぐきは抵抗性をなくしてブヨブヨで自発痛のほかに咬むと痛かったりします(咬合痛)。

むし歯の痛みより鈍く持続的な痛みが特徴です。

慢性経過をたどっている歯周病で歯周ポケットから持続的に膿が出ているときは、さほど痛みはありませんが膿の出口が閉鎖されると急性炎症に転化して激しい痛みと歯肉に膿を持った腫れを生じさせます。

痛みの原因を見極めることが大切です

以前に行った歯の被せ物(修復物)が痛むときには、その痛みがむし歯からきているのか歯周病からきているのか、見極めが必要になることがあります。

歯周検査による歯周ポケットの深さ、歯周ポケットからの出血、排膿の有無、腫れの部位、レントゲン写真による診査、歯をたたいたり、動揺度をチェックして総合的に判断します

 

本当は歯が急に痛くなるということはなく、何かしらの理由でむし歯や歯周病を放置したため痛みが出現します。

気になるような違和感がありましたら、早め早めに歯科医院・歯医者への受診が歯の痛みの無い健康な日常生活を送る秘訣です

 

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