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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 【正中離開の治療】歯周病の基本治療で正中離開を治す

【正中離開の治療】歯周病の基本治療で正中離開を治す

常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です

皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします

正中離開の治療・その1

正中離開とは

歯と歯の間に隙間のある「すきっ歯」空隙歯列の中で特に上顎の中切歯の間に隙間のある状態を正中離開といいます

正中離開の原因は数多くあります

治療するにはその原因を見極めて原因を取り除くことが大切です

原因を取り除いた後に空隙(隙間)を閉じる治療を開始します

歯周病が原因の場合

歯周病で歯が動いて隙間ができている場合には歯肉の炎症を抑え、炎症を軽減させることで歯と歯の隙間を閉じることが可能です。

治療例

治療開始前

川越2.JPG

患者様は45歳女性です

上下の前歯の部分、歯と歯の間の歯肉の部分の歯間乳頭部が歯肉炎のため赤く腫れています

一般的な歯周ポケット、出血、歯の動き(動揺度)の基本検査を行いました。

写真撮影をして現在のお口の中の状況を、鏡を使って説明して歯ぐきが赤く腫れていること、歯肉炎の原因は歯垢(プラーク)でブラッシングで改善することなどを説明してモチベーションを行いました。

患者様には正しいブラッシングの方法を学んでいただきセルフケアを実践してもらいました。

診療室では仮性ポケット内のプラークコントロール、スケーリング、ツースクリーニングなどのプロフェッショナルケアを行います。

治療後

川越1.JPG

初診より2か月、週に1度の来院8回ほどで歯と歯の隙間はなくなりました。

歯周病の基本治療のみで正中離開は改善されました。

歯周病の基本治療の効果は確実に表れていて、歯間乳頭の赤みと腫れは消退傾向ですが、下顎前歯のプラークコントロールが不十分で全体の歯垢(プラーク)の付着状態などに改善の余地がまだまだあります。

ケアを怠ると元の状態に戻ってしまいます。

ケアを続けることが大切です。

歯周病の基本治療を継続して行っていきます

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