常滑の歯科・矯正歯科 久野歯科医院です
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正中離開の治療・その6
本格矯正による正中離開、空隙歯列の治療を報告します
患者様の概要
患者様は14歳 女子中学生
永久歯列が完成した後、上顎前歯の隙間が気になるとのことで矯正歯科治療の相談にお母様と来院されました。
歯周病とむし歯の基本検査を行いました。
歯間乳頭部に赤みがあり、歯肉炎の状態でしたがプラークコントロールにて改善されることを説明し、モチベーションとして写真を見せながらブラッシングなどのセルフケアをお話ししました。
口腔内写真、正・側貌の写真、レントゲン写真の撮影、研究用模型の採得などの試料を採取して診断いたしました。
処置方針
14歳という年齢とお母様のご希望で本格矯正による治療を予定しました。
上下顎前突で抜歯しての治療の考え方もありましたが、ご本人、お母様のご希望もあり非抜歯での本格矯正を行うことで歯と歯の隙間を閉じるように計画しました。
開咬を伴う空隙歯列でしたが悪習癖は見られませんでした。ブラケットとワイヤーという固定性の装置がお口の中に装着されることで確実に、正確に歯を移動させ確実・正確な矯正歯科治療が行えますが、食物がワイヤーやブラケットに引っ掛かりお口のなかの衛生環境が悪くなります。
そのためにもオーラルセルフケアがとても大切になってきます。
治療後
来院の約束の時間には必ず来てくださり、順調に治療が完了しました。
ブラケット除去後には歯間乳頭の腫れが残っています。装置を外し清掃しやすくなったのでブラッシングの効果を期待しています。
治療期間1年9か月
治療費用60万円