常滑の歯科・矯正歯科 久野歯科医院です
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正中離開の治療・その7
本格矯正と接着技法による空隙の閉鎖と正中離開の治療
空隙歯列、正中離開を本格矯正と接着技法で治療した報告をいたします
患者様の概要
患者様は19歳男性です
市内の歯科医院様より御紹介受け、お母様と来院されました。
近頃前歯の隙間が以前より目立ってきたということで隙間を閉じることをご希望されていました。
むし歯と歯周病の基本検査を行って歯周病・歯肉炎の程度は軽症でむし歯はない状態でした
口腔内の写真撮影、正貌・側貌の写真撮影、レントゲン撮影、研究用の模型の採得を行い、診断を行いました
臼歯関係、犬歯関係共に良好でClass1の噛み合わせです
個々の歯がやや小さく、上顎の前歯がやや小さく樽状で下顎の前歯にも隙間が認められました
処置方針と治療経過
下顎の前歯の隙間を閉じることを先に治療して、その後に上顎の前歯を閉じるように計画します。
臼歯を固定源(抵抗源・アンカー)にして本格矯正を行います
上顎の前歯の隙間を閉じた時点で中切歯の形態に関しては再度検討することとして治療を進めました
上下顎のワイヤーに圧下という骨に埋まっている方向に歯を移動させる情報を加えて上下顎の前歯は隙間を閉じることができました
治療の途中、患者様は海外に留学され、その時点でいったんブレース(ブラケット)を外してアライナー(マウスピース)による治療に切り替えました
海外留学を終え矯正歯科治療の仕上げとして中切歯の形態を接着技法で整えることにしました
動的治療後
治療期間1年7か月
治療費用60万円