常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院です
皆様に役に立つ矯正歯科治療の情報をわかりやすくお知らせします
大人の矯正歯科
大人の矯正歯科治療
矯正歯科治療は、基本的に何歳でもうけることが可能です。
どなたでも年齢が増してきますと少しづつ歯が動くため、出っ歯になったり歯が凸凹になったりしてきますが、大人になってからでも矯正歯科治療を行えば歯の寿命を長く保つことが可能です。
基本的に子供の場合も大人の場合も矯正歯科治療の方法に違いはありませんが大人は顎の成長が止まっているので歯の動くスピードが遅く、治療に時間がかかります。
その一方で、歯を正しい位置に動かしやすいという特徴もあります。
また大人の場合、子供には見られない要因のために矯正歯科治療が難しくなるケースがあります。
人工歯がある
差し歯や入れ歯などの人工歯を入れている場合は矯正歯科治療後に人工歯の治療をやり直すことがあります
他の病気
歯周病や糖尿病がある人ではそれらの治療をきちんと行いながら、あわせて矯正歯科治療をすすめていく行くことが大切です。
歯の欠如
歯が欠如している場合は歯の無い部分をスペースとして利用するのか欠損部位として扱うのか判断しなければなりません。
矯正歯科治療の方法
マルチブラッケット法
歯の表面に金属、プラスティック、ジルコニア、セラミックでできた「ブラッケト、ブレース」という装置をつけてスロットという溝の部分にワイヤーを通したり高品質のゴムをかけたりして弱く持続的な力で歯を引っ張たり押したりして歯を正しい位置に少しずつ移動させていきます。
装置を歯の表面につけてワイヤー(針金)を使うので患者様の矯正歯科治療をためらう問題の一つに挙げられます。
矯正装置が目立たないように歯の裏側に装置をつける方法(リンガルブラケットによる舌側矯正)もあります。
マウスピースによる方法
歯をコンピュータ制御により少しづつ動かした模型を作成してその模型をもとにした透明なマウスピースを作成して患者様に装着していただく矯正歯科の治療法です
取り外しのできる矯正装置(床矯正装置)
入れ歯のようなプレートをお口の中にいれ、ワイヤーを曲げて作ったスプリング、ばねをプレートに組み込んで歯を移動させる装置を使った治療法です
インプラントを使用する
歯を移動させるには歯の抵抗源(固定源)となる部分が必要ですがその対象になるのは多くの場合顎や歯列全体であったり歯であったり、顎外にありますがインプラントを利用することにより今まで難しかった治療法が可能になりました。
外科矯正
顎がとても大きかったり、いわゆる「受け口」の程度がとても強い場合や顎のずれが左右非対称でおおきくずれていたりしている場合、先天的な疾患などで顎や歯並びに影響を及ぼしている場合では歯を移動させるだけでは不十分な時には外科的な手術も併用しなければなりません。
保定
矯正歯科治療は歯を正しい位置に移動させ、正しい噛み合わせにすれば終了ではありません。
動的治療が終了したら、歯が元の位置に戻るのを防ぐために通常は半年から1年は食事と歯磨き以外の時間は「保定装置」を装着します。
さらに加齢による歯ならびの変化を防ぐため、それ以降も保定装置を使用することが大切です。
装着時間は徐々に短くなっていきますので、装着を長き続けることが肝要です。
常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院では動的治療終了時に基本的な保定装置の使用期間の目安を治療後の写真とともにお渡しします。
矯正歯科治療中の注意
矯正歯科治療の間には日常生活で注意が必要です
正しい歯磨き
装置をつけているとワイヤーやブレース(ブラケット)の周りなどに食片が引っ掛かりやすくなりさらに歯磨きが、しにくくなります。
ワンタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使て1歯1歯丁寧に毎食後汚れを取りましょう。
十分な睡眠
私たちの体内では、夜眠っているときに「成長ホルモンが」分泌されています。
このホルモンは歯を動かす手助けをしてくれます。
充分な睡眠をとりましょう。
禁煙
煙草は全身に悪いだけではなくお口の中にも障害を起こします。
毛細血管の流れが悪くなり歯の移動を遅らせます。
バランスの良い食事
栄養バランスが悪いと歯の動きも悪くなります。
態癖を治す
うつぶせ寝(睡眠態癖)や頬杖を突くなど長い時間、顔に不均等な力が加わると顎にも異常な負担がかかります