常滑で開院112年の歴史のある歯医者 久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
歯を抜けたままにしておくと・・・
歯を抜けたままにして放置していると様々なトラブルの原因となってしまいます
1.食事がうまくできません
上下の歯の1部分がないと咬み合わせの相手が失われて十分な咀嚼ができず、食事が上手くできません
2.食物の消化が不十分となります
しっかり咬むことができないので、消化が不十分となり胃腸などの消化器に負担がかかります
3.顔が変形してきます
歯が抜けた部位の歯ぐきがやせてしまい、顔に皺が多くなったり、顔の変形がおこります。
4.咬みあわせが悪くなります
歯が抜けた部位に周囲の歯が移動して咬みあわせが悪くなってしまいます
5.歯並びが悪くなります
歯が抜けた部位に病的に歯が移動して隙間のある歯列弓ができたり、咬んでいた歯がなくなることにより咬んでいた歯の相手が伸びてきて歯ならびを悪くします。
6.上手く発音ができなくなります
言葉の中には歯と舌を接触させて発音するものもあります。歯と歯の間に隙間があると息が漏れて発音しにくくなったり、会話が上手くできなくなります
7.全身的な体調に影響をおよぼします
しっかり咬むことができないので食物の偏り、栄養不良などにより、全身のバランスを崩します
8.脳の活性化に影響がおよびます
歯が抜けそのままのしておくと咬む力が弱まることで脳への血流が滞り脳の活性化に影響が及びます
9.見た目が悪くなります
歯が抜けていると年齢が老けて見えます。
口元にしまりはなく顔全体がぼけてしまい、知的な要素を低下させてしまいます。
日常の生活の社会的評価が著しく低くなってしまいます。
歯が抜けたまま放置していると咬み合わせに大きく悪影響を与えます
例えば、下顎の第一大臼歯を歯が抜けたまま放置していると咬み合わせに大きく悪影響を与えます
・下顎第1大臼歯に隣り合っていた歯の下顎第2大臼歯は前方へ傾き移動します
・下顎第1大臼歯に隣り合っていた歯の下顎第2小臼歯は後方へ傾き移動します
・下顎第1大臼歯とかんでいた上顎第1大臼歯は下の方に伸びてきて下方へ移動します(挺出)
・上顎第1大臼歯が伸びて移動した結果、隙間ができて上顎第1大臼歯の隣り合っていた上顎第2大臼歯と上顎第2小臼歯が傾き、歯列弓の連続性に乱れが生じ、物が挟まりやすくなります。
・傾いた側のすべての歯の歯ぐきには深い歯周ポケットができます
・歯周ポケットができると歯周病菌の温床となりセルフオーラルケアだけでは歯周病の進行を止められなくなります。
・プラークの停滞・付着は炎症を引き起こし出血、排膿を起こします。
・取り除けない歯垢が原因でむし歯菌も繁殖しむし歯ができてしまいます
下顎の第1大臼歯が1歯失われるだけでも周辺の歯と歯周組織に大きな弊害と悪影響を与えます。
第1大臼歯がなくなると歯列弓の連続性が失われ治療の範囲が拡大して、治療期間が延長し、治療費用が増加してしまいます
早期発見、早期治療も大切ですがもっと大切なのは、むし歯にしない、歯周病にかからないことです