歯を抜かない、歯を削らないことを第一に考えます 久野歯科医院です
皆様に役に立つ矯正歯科の情報をわかりやすくお知らせします
エクストルージョン、矯正治療による挺出について(その3)
治療の経過
患者様は大野町在住のg.mさま68才女性の方です
第1小臼歯と側切歯をアンカー(固定源)として犬歯を高品質の弾性のあるゴムひも(パワーチェーン)で引き上げていきます。
引き上げる治療がすすみ犬歯の歯根につけたフックが犬歯の隣り合った歯の側切歯と第1小臼歯に横に取り付けたワイヤーの装置に接触しました。
歯根は、周りの歯肉とともに引き上げられているため硬い歯肉の幅も増加しています。
矯正歯科治療の分野で歯を挺出させることは比較的にたやすくできますが、そのかわり後戻りもはやく、この状態で歯周組織の炎症のコントロールを行ないながら安定するのを待ちます