明治40年開院、常滑で112年の歴史のある歯医者 久野歯科医院です
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年代別のオーラルセルフフケア 学童期
学童期
乳歯から永久歯に生え変わる時期であり、第1大臼歯(6歳臼歯)が第2乳臼歯の奥に生えてきます。
いわゆる乳歯列期から混合歯列期に、混合歯列期から永久歯列期に変わっていく時期です。
むし歯の発生などお口の健康についてまだまだ大人のチェックが必要な時期であり永久歯列が完成するころには歯周病の歯肉炎が目立つようになってきます
生え変わりの時期はむし歯になりやすい
永久歯は生えたての歯は軟らかくむし歯になりやすいので注意が必要です。
乳歯と永久歯が混在していると磨きにくい場所が出てきます。
乳歯のむし歯が永久歯に影響を与える
乳歯がむし歯になったということは、今までにむし歯になるような食事や生活をしていること、すでにお口の中にむし歯菌が住んでいる証拠ですそれは当然永久歯とって好ましい環境ではありません。
一度すみついてしまったむし歯菌を完全に除去することは不可能です。
乳歯のむし歯が原因でその後に生えて来る永久歯がむし歯になったり、乳歯が早く抜けてしまうと乳歯の誘導を失い正しい位置に永久歯が生えてこなかったり、逆に乳歯の根が吸収せず永久歯が埋まったままになってしまったりするトラブルが生じ、はならびに悪影響が出てきます。
学童期のオーラルセルフケアのポイント
おやつの食べ方
おやつの食べ方に気をつけることでむし歯のリスクをさげることができます
・1回に食べる量を決める
・食べる時間をきめてダラダラ食いを防止する
・野菜や果物を摂取する
・甘いおやつは飲み物はお茶か水にして酸性度を低下させる
・炭酸飲料、乳酸飲料、健康ドリンク、缶コーヒーなどの飲み物の摂り方に注意する
・食べたら磨く習慣をつくる
第1大臼歯(6歳臼歯)の手入れ
第1大臼歯は年齢が6歳になる前後で第2乳臼歯の奥に最初に生えて来る奥歯です。
その前後の時期に下顎の前歯が生えてきます。
第2乳臼歯の奥の面をガイドに生えてきますので大きなむし歯が第2乳臼歯にありますと第1大臼歯が前方に移動したりして将来の永久歯列の歯ならびに悪影響を与えます。
第1大臼歯は咬む力が最も強く犬歯と共にかみ合わせの軸となるとても大切な永久歯です。
完全に生えきるのに時間がかかります。
お口の一番奥に位置し、第2乳臼歯に隠れていますので歯ブラシが届きにくく生えた手の歯は硬さも十分ではありませんからむし歯にならないような特別なブラッシングの配慮が必要です。
口をあまり開けないで口角を横に引っ張って歯ブラシを口角の横から入れ、歯ブラシのヘッドを第1大臼歯の頭の部分に到達させます。
仕上げ磨きは必ず必要です。
少なくとも永久歯に全部生え変わるまでは仕上げ磨きを続けていただきたいと思います。