常滑市で115年の歴史のある歯医者 久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
【2022年11月10日(木)23:00リライト】
心配な感染者の増加
新型コロナウイルス感染症は現在のところ一時、減少しておりましたが再び感染者の大きな増加がみられます。
特に首都圏では検査体制が整い、検査数がふえているため陽性者が増加しているとはいえ、感染者の絶対数が増加していることについては歯医者といえども、医療関係者としては高齢者の感染も次第に増加してきて、軽症の確実な治療薬がなくワクチン接種が思ったようにすすまない今、とても心配しています。
国の対応に対しても緊急事態宣言の出ていた当時と違い、コロナウイルスも弱毒性、易感染性に変異してきて「感染の予防を図りながら、経済をまわす」など対応が変化してきております
検査を多くすることはよいことですが感染者へのその後の対応、受け皿の充実さらには感染者の減少など実効性のある対策を示していただきたいと思います。
感染者の増加は治療にあたっている医療従事者に強いストレスを与えます。
高齢者の感染者が増加して高齢者の重症者や死亡者が続出しないことを願うばかりです。
新型コロナウイルス感染症の治療にあたっている医療従事者の方の負担を少しでも軽くするために私たちは感染の予防に努めなければなりません。
歯科診療所での感染症対策
歯科診療所は今までもHIV感染症やウイルス性肝炎などに対して院内感染の予防に努めてきました。
その結果、歯科医院からの2次感染は見当たりません。
当院でも今後も感染予防に対して、さらにたゆまぬ努力を重ねてまいります。
一つ一つ小さくても確実に新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の予防の方策をすすめていきます。
歯科医院では
・換気の徹底
・予約時間の調整を行ない、患者様同士の密接を避ける
・ソーシャル=ディスタンスの確保
・検温
・手指の手洗い・消毒
・出入り口のドアノブの消毒液による清掃
・歯科ユニットの消毒液による清掃
・スリッパの消毒液による清掃
・外部吸引装置の設置と稼動
・マスク・フェイス=シールドの装着
などが行なわれていて新型コロナウイルス感染の温床となる場所ではありません。
安心してお口のケアのために定期的に来院できる環境にあると考えています。
感染症の予防に有効なお口のケア
また新型コロナウイルス感染症がきっかけとなりお口のケアがますます大切になってきます。
ウイルスは咽頭部分で増殖するため咽頭粘膜を弱める口腔細菌の増加はウイルス感染を助長することになります。
お口のケアをすることで全身の健康と免疫力が高められ感染症の予防につながると考えています。
マスクと口呼吸
屋内の人混みでのマスクは息苦しさも感じますが、マスクのなかでも口呼吸はせず、鼻呼吸につとめましょう。
会話中は口呼吸をしていることも忘れずに。
口呼吸はお口の中を乾燥状態にして唾液の有用な、働きを妨げてしまいます。
唾液の中には免疫力を強化する成分が含まれています。習慣的な口呼吸は体の健康に悪影響をあたえます。
新型コロナウイルスは目、鼻、口から体内に侵入してきます。
汚れた手指で顔を触るとウイルスの侵入の可能性が高まります。
コロナウイルスが変異しても新型コロナウイルス感染症の予防にはインフルエンザの予防と同様に手洗い、うがい、マスク、鼻呼吸、咳エチケットが有効であることに変わりはありません。
新型コロナウイルスの感染の拡大がひとつのきっかけとなり、さらなる「オーラルケア」「お口の中のリスクコントロール」がとても重要となってきています
久野歯科医院 院長
久野昌士