痛みの無い歯科治療に努めています 久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
年代別のオーラルセルフケア(青年期~中年期)
青年期~中年期
中年期になると歯科医院を受診する人が急に増えてきます。
若い頃からの不摂生な生活や不十分なオーラルケアなどが,積み重なって歯周病の症状が出始める人が多くなってきます。
注意が必要な歯周病
歯周病は中高年だけの病気ではありません
程度の違いはありますが、20歳代、30歳代ですでに70~80%の人が歯周病にかかっています。
この時期には自覚症状がほとんどないことが多いです。
気付かないまま放置していると最終的には歯を支えている骨の歯槽骨が溶けはじめ歯が抜けてしまいます。
20歳代~30歳代では歯科健診を受ける機会が他の世代に比べて少ないため自己管理がいっそう必要となります。
オーラルセルフケアが不十分で、年齢を重ねると共に唾液の分泌量が減少、免疫機能の低下、全身疾患への罹患などが加わり、お口の中の環境が悪化する条件が増加してきます。
むし歯のリスク
むし歯のリスクも残っています
この時期になると、永久歯の成長発育が完了して歯が硬く強くなるために、新しくむし歯が発生することは少なくなってくると考えられますが、治療済みの歯の周辺や、加齢、歯周病で歯ぐきが下がって露出してきた歯の根の部分にはむし歯が発生しやすくなります。
歯周病の予防、歯周病の進行を抑えたり、根面う蝕の発生を予防するためには歯ブラシだけではなく、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシなどの補助的なデンタルグッズの使用は必須です。きめの細かいオーラルセルフケアが必要になってきます。
肉体的、精神的なストレスが表面化するのもこの時期でツースウエアなどにも配慮が必要です。
青年期~中年期のオーラルセルフケアのポイント
歯ブラシプラスαでのケア
デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシを使用していっそうのお口の中の清掃に努める
食事、生活習慣を見直す
好ましくない食事、生活習慣が原因で糖尿病、メタボリックシンドローム、ストレス、免疫機能の乱れが原因でリウマチなどのさまざまな病気・症状がではじめるのがこの時期です。歯周病も生活習慣病の一つです。
まじめに、我慢強く継続的に食事、生活習慣を改善していきましょう。ストレスに対策も必要です。
ストレスは唾液の分泌に大いに関係があり、唾液の分泌の減少は口臭の発生の大きな原因になります
定期的な歯科健診
毎日のオーラルセルフケアはお口の健康を保つのにとても大切ですが、完全に汚れを落とすのは難しいこともあります。
歯周病は自覚症状が現れにくく、気づいたときにはかなり進行しているケースも多くあり「サイレントディディーズ」と呼ばれています。
定期的な歯科健診でオ-ラルプロフェッショナルケアを受けて、汚れの除去をしてもらうことも大切です。
セルフケアとプロフェッショナルケアは歯周病の予防、治療の両輪です。