患者様にご負担の少ない歯科治療に努めています 久野歯科医院です
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年代別(高齢期)オーラルヘルスケアについて
高齢期
お口や歯の状態が悪くなり、人間が生きていくうえで不可欠な「食べること」「話すこと」などが上手くできなくなると体も心もどんどん弱っていきます(フレイル)高齢期を行き来と過ごすためにはお口と歯のケアが欠かせません。
お口と歯の状態が寝たきりにつながることもあります
高齢期になると、老化や歯周病が原因でお口や歯の状態が悪化する人が多くなります。
そのために硬いものを食べなくなったり、気持ちの上で消極的になってしまい、自分の歯や入れ歯の手入れを怠っていると全身が衰えて寝たきりにつながってしまう危険があります。
歯周病や老化の影響
・唾液の減少,
・歯の減少、
・かむ力の低下、
・飲み込む力の低下、免疫力の低下
などの問題が生じ
個人の生活習慣の影響
・歯磨きが不十分、
・硬いものは食べない、
・虫歯や歯周病の放置、
・合わない入れ歯で我慢している
・人と話す機会があまりない
などが加わると
・低栄養状態、
・筋力や運動機能の低下、
・生きる楽しみの喪失
・生活の質(QOL)の悪化
・閉じこもり
・寝たきり
などのリスクが生じます。
高齢期のオーラルヘルスケアのポイント
高齢期の歯磨きのコツ
・歯ぐきが弱っている人は毛が柔らかい歯ブラシを選ぶ。しかし極端に軟らかいはぶらしは歯肉に対してマッサージ効果が低い場合もあります。
粘着質の食べかすやプラークは軟らかい場ブラシではしっかりと取れないこともあります。
・入れ歯をはずしてから自分の歯を磨く。
入れ歯はお口の外で入れ歯洗浄剤と義歯用ブラシを使用してきれいに掃除します。
・入れ歯や差し歯、詰め物や被せものの周りは汚れやすいのでとくに念入りにブラッシングします
・根面う蝕の予防のために高濃度フッ化物を利用して歯間ブラシを使用します
・抗菌剤の入ったうがい薬など使用しましょう。
・高齢化で歯ブラシがうまく使えない場合には電動ブラシの使用も良いと思います。
・舌苔を丁寧に取って唾液の分泌をたすけます。
高齢者のオーラルセルフケアでは汚れを落とすことだけではなく頬や舌、歯茎のマッサージなどでお口の中を刺激させることによって唾液の分泌を促進させ脳の働きを活発にする効果が期待できます。
口腔ケアでお口の機能を保つ
毎日のちょっとした心がけで、咬む・飲み込む・話すといった奥地と歯の基本的な機能を維持することは可能です。
しっかりかんで食べることにより脳が活性化して、唾液がよく出るようになりお口や筋肉を鍛えることができます。
ほかの人とたくさんおしゃべりすることで舌、唇、頬などを鍛えることができ唾液の分泌の促進をたすけます。
歌や早口言葉に挑戦することで、お口やその周りの運動ができます。
新型コロナウイルス感染症のの対策としてソーシャルソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、隔壁の設置、定期的な換気など環境整備が必要です。
施設等の集団での口腔ケア、フレイルの予防には工夫が必要でしょう