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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 院長Blog ≫ 久野歯科医院の入れ歯について今、考える事

久野歯科医院の入れ歯について今、考える事

開院して112年の歴史のある歯医者  常滑の久野歯科医院です
 
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
 
10月8日は入れ歯の日です
 
患者様は多くの超高齢者
 
私が東京歯科大学で研修を終え、久野歯科医院で歯科診療を開始した頃には地域的なものもありましたが、老人の患者様が多く来院されていました。
 
父は高齢となり小児歯科の標榜もしておらず、子供の患者様はほとんど来院しませんでした。
 
老人の患者様はほとんどが入れ歯を必要とする方が多く、自然と入れ歯に対する技術の習得が必要となってきました。
 
研修にも色々と参加しましたが入れ歯の研修、講師の先生は当時、比較的年配の先生が多かったと思います。
 
「入れ歯(総入れ歯)には経験が必要だよ」と多くの先輩の先生からいわれましたが、当時の私は経験は確かに必要だが、その経験以上の知識と技術が経験を補い、経験をうわまるように努力すれば入れ歯の治療も経験が少なくとも上達するはずであると考え、多くの先輩の言葉を軽んじていた部分もありました。
 
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地域により異なる必要とされる歯科医療サービス
 
同じ歯医者でも歯科医療に携わる地域により患者様のニーズもちがいます。
 
名古屋の中心地では総入れ歯の患者様は1年に1人もいないと話されている私より歯科医療に経験のある先生も多数お見えでした。
 
その先生方は入れ歯の治療などには全く興味を示すことなどなかったことをおぼえています。
 
入れ歯の治療の特殊性
 
多くの入れ歯の患者様と接していると患者様ひとり、ひとりの性格、お口のなかの粘膜の土手の弾性や状態、入れ歯に接する粘膜の痛みに対する感受性、唾液の分泌量、食物を咬む癖(咀嚼サイクル)、舌の大きさなど硬い模型ではわからない部分がありました。
 
入れ歯をつくるのに作業する模型はお口のなかの型を取ったときのひとつのお口の状態が表現されているすぎず、決して患者様のお口のなかを再現しているものではありません。
 
加えてかみ合わせに関しても歯の支えのない不安定な粘膜の状態から一回で写し取ったものですから、正確なものではありません。
 
さらに、入れ歯の材料自体は収縮し、多くのエラーが積み重なって、入れ歯が完成してきます。
 
そのエラーが数多く、大きければ入れ歯の不安定さや痛みとなって現れてきます。
 
それらの問題を解消するためには粘膜の調整を行ないながら治療用の仮の入れ歯を使用してもらうことも必要です。
 
入れ歯の大きさや形も関係してきます。
 
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技術の向上だけではない患者様との交流
 
今まで使用してきたものが比較的良好な場合には、そのいればの形や咬み合わせに多少の欠陥が見られても新しい入れ歯に慣れるか、受け入れていただけるか、年齢的なものを考慮して全く新しく正しいと思われる形や咬み合わせを、あえて設定しないと言う時もあります。
 
また、治療中は言葉数の少ない患者様が、治療を終える頃にはとてもおしゃべりになっていることに気づいたこともありました。
 
治療の途中では私に対して治療が上手くいくか不安があったことでしょう。
 
患者様のメンタルな面のフォローも他の歯科治療と同様に、大切な事柄であることを知りました。
 
大学で技術の優れた先輩から教えていただいたり、研修で知った知識や技術だけでは入れ歯の治療は上手くいかないことを長年の毎日の歯科診療のなかで、多くの入れ歯の患者様に接する中で学んできました。
 
これが諸先輩の先生が言われていた「入れ歯には経験が必要だよ」という言葉の深い意味であることがわかったように思います。
 
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超高齢化時代の入れ歯について
 
超高齢化の時代を向かえ80歳で20本以上歯のある方は50%を超え、お口のなかは以前に比べ確実に若返っています。
 
しかし糖尿病や高血圧、骨粗鬆症などの基礎疾患をかかえていたり、脳血管疾患や心臓血管疾患などの既往を持つ患者様も増加しています。
 
「血液のさらさらになる薬」を飲まれている方もおおくいらっしゃいます。
 
入れ歯は異物感など多くの短所がありますが安価で、とても安全な咀嚼機能を維持したり回復させたりできる装置です。
 
インプラントは素晴らしい歯科の治療法ですが手術が必要で健康な体力を持っていなければなりません。
 
インプラント治療を選択する、その前に入れ歯による治療もためしてみる価値はあると思います
 
 

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