患者様に痛みの少ない歯科治療を 常滑の歯医者久野歯科医院です
久野歯科医院での新型コロナウイルス感染症の対策について(その3)
始まった新型コロナウイルスの予防接種
常滑市では4月下旬より歯科医院の医療従事者にも新型コロナウイルスのワクチン接種がはじまりました。
私自身は1回目の副反応は注射部位の痛みだけでその痛みも、30時間ほど経過後には、ほとんどなくなりました。
接種者やその周辺にも大きな混乱はない様子です
ワクチン接種の2回目には、発熱、倦怠感など副反応が強く出るとの報告があります。
インフルエンザと同様に解熱剤にはアセトアミノフェン(カロナール、タイレノールA)を使用するなど正しい情報を得て、適宜対応すれば問題は少ないと考えています
常滑市では5月中旬からは85歳以上の高齢者にも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるようです。
可及的に早く多くの希望者にワクチンがいきわたり、ワクチンの効果が発揮され、収束に向かうことを願うばかりです
久野歯科医院での新型コロナウイルス感染症の対策
当院でもいわゆる3密を防ぐ対策を行ないながら診療をつづけています
待合室では待ち時間を少なくし、待ち人数も2名とし付き添いがあれば多くとも3名以上はお待ちにならないようにしています。
玄関は常に開放し、診療室の窓も常に開放して診療室と待合室の空気の流れを円滑にしています。
さらに常に換気扇とサーキュレーターを使用して換気しています。
当院は海の近くで風邪が強いですが、名古屋にくらべて冬も温暖な地域で、窓の常時開放を実行して、昨年の夏と冬も何とか乗り越えました。
今回、診療室にCO2測定器を設置して換気のタイミングの一助とすることにしました。
CO2測定器の設置により換気のタイミングが客観的にわかれば、エアコンも有効に使用できるものと期待しています
冬季では室温や湿度の低下が感染リスクをあげてしまう可能性があるので加湿器も数を増やし設置しています
診療に関しては唾液や血液、歯を切削する時の粉と水、歯をクリーニングする時の水の飛散を防ぐために口腔外バキュームを各診療台に1台ずつに増設しました。グローブ、フェイスシールド、眼鏡も使用しています。
各診療台は診療を終わるたびに清掃と消毒、上履き(スリッパ)も使用のたびに清掃しています。
20年前より取り組んできた歯科医院の感染症の対策
以前より歯科医院は院内感染の防止に取り組んできました。
とくにHIV(エイズ)HVC(C型肝炎)ウイルスに対してしっかりと対策をとり、歯を切削する器具の改良や滅菌・消毒、器具の数も増やしてきました。
当院でもスタッフの交代を大きなタイミングとして院内感染の防止のレベルをあげることに努めてきましたが、今回の新型コロナウイルス対策で一気にレベルが上がったようにも思います。
それは当院だけでなく、すべての歯科医院にあたることだと思います
20年ほど前より現在まで地道に取り組んできた歯科医院の院内感染防止対策が功を奏し、歯科医院でのクラスターの発生は極めて少なく、歯科医療従事者からの新型コロナウイルスの感染の可能性は極めて低いと考えています。
ウイルスは咽頭部分で増殖するために咽頭粘膜を弱める口腔内細菌の増加はウイルス感染を助長することになりますので、お口の中をきれいに保つことは自己免疫力の向上の手助けとなります
歯科医院は新型コロナウイルスの感染の拡大の防止に十分な注意を払っています
安心して歯科健診、定期健診に御来院ください。
また、常滑市歯科医師会の会員の歯科医院では5歳刻みで30歳から70歳までの常滑市民を対象に歯科総合健診(口腔がん検診)を無料で5月1日から10月30日まで行なっています。体の健康チェックと共にお口の中の健康チェックの心づかいをお願いします。