開院113年の歴史のある歯医者 常滑の久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の矯正歯科の情報をわかりやすくお知らせします
成人矯正歯科治療を開始するのによい時期は?
テレビのニュースなどでインタビューをうける人のなかに矯正治療中でブレースとワイヤーが見え隠れしている若い女性をよく見かけるようになりました。
以前に比べて矯正歯科治療が一般的になってきたことはお口の中の健康を気にする方が多くなってきていると自分では勝手に判断して、うれしく思っています。
新型コロナウイルス感染症の影響でマスクをつけるのが日常となり、郊外では矯正歯科治療を開始する人も多くなりました。
3月には大学入試、高校入試が終わり、4月には入学式、就職と年度始まりには新しい人生のスタートの時期に重なります。5月になるとさらに学生さんのスーツ姿が目立つようになり就職活動が本格化してきます。
歯ならびは就職活動に影響があるのでしょか?
企業の上司を対象にした「職場の残念な女性」調査によりますと第1位は口臭のきつい女性で第2位は歯が汚い女性であったそうです。
口臭がきつい、歯が汚いことは歯並びが悪いことが含まれているのではないでしょうか?
最近の傾向から推測すれば、歯並びが悪いことは就職活動時不利にはたらく可能性があります。
外資系の企業や海外勤務を命じられるようなワールドワイドな企業に入社を希望する場合には美しい歯ならびは必須のものとなってきています。
特に欧米では交渉相手の知的レベルの判断材料にもなるようです。
歯並びがよいのはエリートの身だしなみと考える欧米外資系の企業は同じ優秀さの学生であれば歯並びのよい人を採用するでしょう。
人の中身や実力を評価するのに加えて、これからは「歯の見た目」はますます大事になってきます。
できれば就職活動が始まる前に動的治療を終了してブレースをはずして就職活動の臨みたいものです。
いつ頃矯正歯科治療を開始すればよいのでしょうか?
永久歯の本格矯正が平均2年かかるとして就職活動に間に合うようにするには大学3年の春に動的治療を終了しなければなりません。
治療開始時期は大学入学の前になります。
抜歯が必要になると治療期間はさらに延びてしまいます。
高校入試がおわった春休み、高校入学の前に矯正治療を開始するのもよいでしょう。
そうすれば高校3年の春に終了することが可能です。
ただこれらは治療が順調に進んだ場合の話で、できれば数ヶ月ぐらいの余裕があるとよいと思います。
この時期は自己主張の強い時期でもあります。
永久歯列が完成し安定した中学1年に矯正治療を開始するのもよいタイミングです。
場合によっては上顎前突(出っ歯)反対咬合(受け口)など混合歯列の早いタイミングから治療を開始して抜歯を回避すると共に、本格矯正に治療期間を短縮するすることもかんがえられます。
本格矯正に抜歯治療を考慮すると動的治療終了までに2~3年はかかります。
日本の学校は6、3、3、4年制なので受験・入学、就職とのタイミングで治療の開始時期をきめるのもひとつの考えだと思います。
歯の治療はいまだに必要に迫られないと治療しないという方がおおいのですが、矯正歯科治療はすぐにはできない歯科の治療です
またご本人がその気になればいつでも開始できるとも考えられます。