痛みの無い歯科治療に努めています
常滑の歯医者 久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
歯を喪失して入れ歯を装着していない人は装着している人に比べて、認知症の発症リスクや転倒のリスクが高くなります
総義歯の症例 K.K様の報告 その2
治療経過
抜歯が終了しもう一度お口の中の粘膜を抜歯の取り残しなどがないか注意深く診査します。
上顎の顎堤は重度に吸収されています。
形はU型で劣形です。
U型のためか吸収の程度は強いのですが、現在使用されている上顎の入れ歯の吸着は良好でした。
下顎の顎堤は中等度以上の吸収の程度で特に粘膜の薄いところや入れ歯の調製に邪魔な骨の突起、隆起などの構造物は見当たりませんでした。
現在使用されている入れ歯の観察も必要です。
上顎の入れ歯は一般的にも吸着がよく、痛みも現れにくいので見落としがちになりますが、小柄な患者様の体格の顎提にしては全体的に使用している人工歯がおおきく、V字形に人工歯がならべてありました。
前歯の位置が唇より下にきていて、小柄な体格にしては上下的な咬みあわせが高いのが明白に判断できました。
下顎の入れ歯は以前のブリッジを利用して修理がしてあり、訪問診療を担当されていた先生の苦労がうかがわれます。
下の入れ歯は、もともとが部分入れ歯であったためか本来の大きさの入れ歯に比べて、とても小さい入れ歯に感じます。
お口のなかでは不安定な状態が想像されます。
診査用の模型のための型を採得します