常滑市の歯医者 久野歯科医院です
自助論より
人生の奥義は9割の快活な精神と勤勉にある
サミュエル・スマイルズの著作、「自助論」の中の一文で私の好きな言葉のひとつです
自助論Self-Helpは明治の時代に中村正直により「西国立志編」として日本語訳が出版されました。
「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊のスローガンが明治の青年を奮い立たせたそうです。
私が最初に「自助論」を手にして読んだのは30歳代前半であったように思いますが未だに仕事で不安があったり、計画通り治療がすすまず落ち込んだりするときには「人生の奥義は9割の快活な精神と勤勉にある」という一文を思い出すことにしています。
「最大限の努力を払い、勤勉の習慣を身につけなければならない。それさえ身につければ何事においても進歩や上達は目に見えて速くなるだろう」とかかれています。
努力はヒトを裏切らない、努力すれば願いをかなえることができるなどと一流のスポーツ選手はいいますが、一生懸命努力して上手くいくほど、人生はあまくないことは多く経験しています。
才能のあるものが最大限努力を重ねることができれば願いがかなうこともあると思いますが、私のような凡庸なものにとってはがんばっても、うまくいかないこともおおくあり、やるせない気持ちになることもしばしばです。
物事が上手くいかないのは絶対的に努力が足りないのか戦略や着眼点が悪いのかもしれません。
しかし、この言葉で私の大切にしているのは快活な精神の方です。
自助論には「快活な精神を失ってはならない、快活な精神はすぐれた資質であり、それはどんな不幸や失望にもへこたれない力をあたえてくれる」ともかかれています。
快活な心をもつには否定的な考え方をせず明日への希望をもち、笑顔が必要と考えます。
楽天的なものの考え方も時には必要だと思います
新型コロナウイルス感染症に関するネガティブな新聞やテレビの不確実な切り取り報道で、特に高齢者はテレビからの情報に偏りやすく、気分が落ち込みがちな毎日がつづいています。
テレビ以外の媒体から正しい情報を得ることも必要ですが、明るく笑顔で毎日が過ごせる快活な精神でいることがとても大切であると思います。
時には体の力を抜いてテレビを消して身心のリラックスに努めましょう。
快活な精神は清潔なお口から
お口の中に慢性的な不快な思いがあれば、それだけでも快活な精神とは成りません。
お口の中をきれいにしてさっぱりとすることも快適の毎日を過ごす一助となると思います。
自然な笑顔からこぼれる白く美しい歯は快活な精神の宿る身心の健康の証です