久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
歯科の定期健診は全身の健康のための入り口です
当コラムでお知らせしてきたように、歯周病と糖尿病などの全身疾患とのかかわりがつぎつぎと解明されてきています。
歯科定期健診は歯を守るだけではありません
悪くなってからの治療は歯の寿命を短くしてしまいます
歯科の定期健診を受けている人は増加傾向にありますがその一方、歯に痛みや歯ぐきの腫れ、違和感などの不具合が生じたときに治療に歯科医院へ行く人も少なくありません。
悪くなってから治療を繰り返していると歯の環境、治療条件が悪くなり歯の寿命が短くなってしまいます。
むし歯で失ってしまった歯は再生することはありません。定期健診を受けることでむし歯や歯周病を早く見つけることができ、治療の程度も軽くなります。
歯を失うことで治療の範囲が大きく広がり、治療期間が長くなり治療費用が高額になってしまいます。
お口の健康は全身の健康につながります
お口の健康は全身の健康と関わっていることがわかってきています。
むし歯や歯周病の原因のむし歯菌や歯周病菌が脳血管疾患や心臓病、糖尿病などの全身疾患に影響を及ぼしているばかりかお口の不具合が高齢者では虚弱体質(フレイル)を招く要因にもなっています。
毎日のセルフケアと定期歯科健診のときにプロフェッショナルケアを受けることでお口の中の環境が整い全身の健康につながります。
脳の活性化につながります
お口のなかの健康に気を使えば、歯茎は健康でや歯を支える骨の量も多く維持できるので歯は長持ちして食物をかみ砕くことができます
咬むという刺激は脳に伝わり脳を刺激して認知症の発症の予防にもつながると考えられています。
また咬む力は歯を失うことにより低下してしまいます。
上下の歯をかみしめることでスポーツや仕事の時に十分な力をだすことができます。
医療費を抑えることができます
歯科定期健診をすることでお口の健康を得ることができれば全身の疾患の予防につながりあなたの体全体にかかる医療費を低く抑えることができます。
定期健診を受けることで年間の医療費が9万円も少なくなる報告があります。
お口の状態や体の状態により次のような方は常滑の歯科、矯正歯科の久野歯科医院では短い周期で健診を勧める場合もございます。
短い周期での歯科健診・プロフェッショナルケアの必要な方
重度の歯周病の方
歯周病が進行して重症の方は歯周ポケットが深く、セルフケアだけでは十分なプラークコントロールができません。
歯周ポケットの中のプラークの除去が必要です
むし歯のリスクの高い方
歯の質が弱い、唾液の出る量が少ない、プラークコントロールのセルフケアが不十分で上手くできないむし歯のできる可能性の高い方
歯石の付きやすいい方
歯石が付きやすく放置しておくとお口の清掃に支障をきたしさらにプラークが付き易い環境ができてしまいます。
歯周病が進行してしまいます。
糖尿病の方
糖尿病と歯周病は共に生活習慣病の1つで、それぞれの病気が相互に悪影響を及ぼします。
歯周病は糖尿病の合併症の一つにかぞえられています。
歯周病の治療をしっかり行なうことで糖尿病が改善します。
糖尿病のかかっていると体の抵抗力が低下して歯周病が進行しやすくなります。
煙草を吸う方
煙草は全身の健康に悪影響を及ぼすばかりでなく、歯周病の治療に抵抗を示し歯肉の健康を損ないます。
出血や腫れなどの歯周病の反応や症状を隠してしまい、気づきにくいため歯周病が重症化しやすいのです。
毎日のオーラルセルフケアと定期的な歯科医院での健診とプロフェッショナルケアでお口の健康を維持しましょう。
お口の健康を維持することは全身の健康の維持につながります