常滑市の久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
歯科で役に立つツボについて
歯科治療の際に役立つと思われるツボを紹介します
合谷(ごうこく)
親指の延長線と人差し指の延長線の交叉した位置付近にあるツボです
ストレスの緩和や精神のリラックス、痛みのコントロールなどの役に立つといわれています。
歯科の治療には痛みや衝撃が加わる行為が多くあり、思わず肩に力が入ってしまいます。
むし歯の部分を取り除く高速の回転器具(エアータービン)は回転音が高く、音を聞いただけでも体がすくんでしまいます。
低速の回転器具(電気エンジン)では選択的にむし歯の部分を取り除く時に使用しますが振動が頭の部分に伝わり、衝撃が歯の植わっている骨の部分にも加わる感じがいたします
歯医者は今、治療を受けている患者様の状況を十分に知っていなければならず、これから予想される感覚をあらかじめ伝えておけば、患者様は少しでも安心できる要素が増えるように思います。
このように、歯科治療で遭遇する緊張や痛みをを和らげるために合谷というツボは役に立ちそうです
天突(てんとつ)
首の下、鎖骨と鎖骨の間のくぼみの部分にあるツボです
嘔吐反射を抑制するといわれているツボです
歯医者ではお口の状態を知るために歯型をとり、お口の中の模型を作って診断や処置方針の決定の参考にしたりすることがしばしばあります。
また、入れ歯やむし歯で失った歯の部分を金属、セラミクス、プラスティックを材料にして間接的に修復するために歯形をとることがあります。
お口の中の歯形をとるときに「オェッ」と吐き気が襲ってくる場合があります。
嘔吐反射の程度には個人差があり、経験やメンタルにも大きく左右されます。
嘔吐反射の誘発点をお口の中で見つけることができれば、その部分に表面麻酔を施すことで嘔吐反射をおさえることもできます。
しかし表面麻酔薬により逆に過敏となってしまい嘔吐反射を抑えることができない場合もあります。
このように歯科で歯型を取るとるときに起こる嘔吐反射を抑制するのに天突というツボは役立ちそうです
口腔内デジタルスキャナー
最近では口腔内スキャナーという器械が開発され、歯列をスキャニングしたデジタルデータから3Dプリンターにより模型を作ることができるようになりました。
口腔内スキャナーを使用すれば従来の歯形をとる操作がなくなり、患者様の嘔吐反射のよる不快な思いは解消されます。
矯正歯科治療を行なう上で治療後のセットアップ模型を簡単に精密につくることができるようになったり、インプラントの上部構造の製作に役立つ器械ですが、導入する歯科医院も増えています。
保険診療に導入されればさらなる普及がすすむと思われます。