常滑の久野歯科医院です
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ホームホワイトニング中の副作用の知覚過敏について
当院では矯正治療の中で動的治療が終了し、保定期間にホワイトニングをご希望する方がおおくいらっしゃいます。
保定装置のクリアリテーナーをマウストレーとして利用してホームホワイトニングを行ないます。
当院ではホワイトニング材料をなるべく長く作用させるために、クリアリテーナーのなかにホワイトニングの薬液をいれてもらうようにしていますが、ホワイトニングの副作用として知覚過敏のあらわれることがあります。
患者様の概要
当院で矯正治療を受け、動的治療を終了した患者様がホワイトニングを希望されました
保定装置としてクリアリテーナーを装着してもらいクリアリテーナーをホームホワイトニングのマウストレーとしても使用するようにお話しました。
ホームホワイトニング開始してすぐ強い痛みを感じたことを報告いただきました。
知覚過敏への対応
痛みが和らいだらホームホワイトニングを繰り返し再開することでペースを落としていただくようにお話しました。
ペースを落としても薬液の使用は続けてもらいました
その結果、ホワイトニングの完了には時間がかかりましたが薬液は使い切り、歯を患者様のご希望に近い白さにすることができました。
ホワイトニングによる知覚過敏には患者様の個人差がありますが、ホワイトニングをしていないときには痛みは次第に和らいでいきますから、ホワイトニングを行なうのを毎日ではなく2日から3日に1度にペースを落として行なってもらうことにしています。
ペースを落として知覚過敏の様子を見ながらホワイトニングを行ない、ホワイトニング剤をいれたクリアリテーナーの装着時間の短縮はしないようにお話しています。
ペースを落とすので薬液を使い切るまで、ホワイトニング完了の時間が延長します。
ホワイトニングの完了には時間がかかりますがホワイトニングの効果は十分得られると思います。
ホームホワイトニングでペースを落としても知覚過敏が、ひどい場合には今度はマウストレーの装着時間を短くします。短くすると薬液の効果が下がりますので装着する回数を増やします
クリアリテーナーはホワイトニングが完了しても必ずしばらく食事の時以外は装着します
ホワイトニングが終了すればホワイトニングの副作用である知覚過敏は和らいでいきます
久野歯科医院 院長
久野昌士