目立たず無理せず背伸びせず 常滑市の歯科 矯正歯科の久野歯科医院です
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前歯部をオールセラミッククラウンで修復した患者様の報告
患者様の概要
患者様は当院で下顎両側臼歯部にインプラント治療を行ない、定期健診に通われている58歳女性の方です。
最近、上顎の前歯部に食べかすがよくたまることを主訴として来院されました。
以前に治された上顎左側の犬歯と側切歯の縁の黒ずみが気になることと中切歯の部分に食べかすがたまるようです。
犬歯と側切歯を支えとした延長ブリッジと呼ばれる状態で右側中切歯部は欠損しています
処置方針
歯周組織の状態もコントロールできていると判断し、右側犬歯と側切歯の再治療、再修復と力の配分を考えて新たに左側中切歯を局所麻酔下で支台歯とするために形成します。
治療の前には患者様に左側中切歯は歯髄のある健全歯ですが、現在の状態や今回の場合で歯を削ることの利点と欠点、歯を削ることで得られる利益について説明しました。
治療経過
右側の古い前装冠を取り外し再形成をして新たに左側の中切歯を局所麻酔下で切削、形成します。
その後にプラスティック(レジン)で仮の歯(プロビジョナルレストレーション)を装着して咬み合わせの高さや歯の形など検討を加え、最終的な修復物に近くなるように修正を重ねていきます。
オールセラミックによるブリッジの修復物(ファイナルレストレーション)が装着されました
久野歯科医院 院長
久野昌士