身体に負担の少ない歯科治療に努めています 常滑の歯医者 久野歯科医院です
皆様に役に立つ歯科の情報をわかりやすくお知らせします
潰瘍性大腸炎と歯周病の関係について
当院にも潰瘍性大腸炎のコントロールのために口腔内管理をしている患者様がおみえになります。
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは大腸の内側の粘膜に炎症が起きて、ただれて潰瘍ができる病気で難病に指定されています
潰瘍性大腸炎の主症状
症状は大腸に炎症が起きることで腹痛や下痢、便に血が混じるなどがあり、繰り返し起こります。
体重の減少や倦怠感、発熱、貧血などがあらわれます
潰瘍性大腸炎の治療
治療には抗炎症薬、ステロイド、免疫抑制剤が使用されます
またリウマチに使用される生物学製剤の「レミケード」も潰瘍性大腸炎には効果を発揮します。
リウマチの治療に使われる生物学製剤は免疫機能に関係してはたらくもので、リウマチ治療に開発された生物学製剤の「アクテムラ」は新型コロナウイルス感染症の治療薬にもなっています
歯科と潰瘍性大腸炎との関係
治療薬の影響で口腔内の乾燥が起こり、歯周病の悪化の可能性が高くなります
口内炎がよくできます
上の写真は右上の第2大臼歯が原因の頬にできている口内炎です。
第2大臼歯の形態修正で治りかけています
歯に位置が異常であったり、強いかみしめ、低位舌、修復物の不適合などが簡単に口内炎のできる原因になります。
上の写真は低位舌、強いかみ締めによる舌圧痕ができています
第1大臼歯の舌側の部位が原因で非常に深い潰瘍が舌側縁にできています
舌側縁にできる口内炎は舌がんなどとの鑑別が必要になってきます
久野歯科医院 院長
久野昌士