常滑市で質の高い矯正歯科治療を行っております久野歯科医院 院長です。
これから矯正治療を考えている方や矯正治療中の方に役立つ歯科情報をお届けします。
今回は先日参加した「名古屋顎矯正研究会」へ出席した際の様子や学びについて、掲載いたします。私は専門の矯正歯科医として、より治療効果が高く、患者さんのお身体に負担の少ない治療知識と技術面を向上させるべく、定期的に勉強会や研究会等へ参加をしております。
■記事の再執筆日:2021年10月13日(水)12:00
「名古屋顎矯正研究会」とはどういったものか?
名古屋顎矯正研究会は、今より30年ほど前から本格矯正について学びたい愛知県近辺の歯科医を対象に発足されました。
本会に参加している歯科医師の中には、臨床経験豊富な一般開業医、補綴(入れ歯、被せ物)の認定医、接着・審美技法の認定医、小児歯科の認定医、指導医などがおり、矯正歯科の歯科医のドクター以外も様々参加されています。
今回の研究会の講師は、東京歯科大学を卒業後 矯正科の大学院研究科を経て、現在も東京歯科大学の非常勤講師をされています。認定医・指導医で、ご自身も東京歯科大学千葉校舎の近くにオフィスを構えていらっしゃるK先生をお招きしました。
名古屋顎矯正研究会の主な活動内容
当初は頭部X線規格写真のトレース、セファロ分析による診断等が行われました。
「タイポドントという不正咬合の再現されたワックス」でできた歯ぐきに対し、金属製ブラケットの付いた歯が植立してある模型が付けられた「咬合器」へワイヤーを屈曲した実習がメインでした。
そちらに加え、K先生が実際に矯正治療をされている患者様を題材に講義が行われました。
その後、次第に自分達のクリニックの症例を元に、お互い話し合うようになり、K先生のコメントをいただきながら、現在の研究会のスタイルが出来上がりました。持ち回りで会員のケースプレゼンテーションが始まり、それに対する会員からの質問・K先生からの講評があります。
さらにK先生の矯正治療に関するレクチャーと続きます。
今回の矯正治療に関するレクチャーについて
今回行われたK先生のレクチャーは豊富な患者様の症例の中から、「成人女性の開咬を伴う上顎前突と長期に及ぶ経過観察」「成長発育期の女子からの下顎前突の治療とその後の長期フォローアップ」の2症例について、共に口腔筋機能療法(MFT)の必要性を交えながらの内容でした。
歯科全般と同じように、矯正歯科治療は矯正治療によって得られた歯並びや、咬み合わせをその時点でもっとも適正な状態へ維持安定させるために保定・定期健診・経過観察と、長期的に患者様にお付き合いをしていただくことになります。
K先生のお示しいただいた長期フォローアップ症例は、動的な矯正歯科治療後に起こりうる数々の事柄を私たちに教えてくれました。
その後は、会員の現在の矯正歯科治療に対する悩みなどにもお答えいただきました。
矯正治療の技術を高める「継続は力なり」の重要性
「継続は力なり」は私の恩師の一人である、東京歯科大学名誉教授の腰原好先生が研究室院への贈った言葉です。
腰原先生は私が学生の時、運動部の部長も長くしていただき、当時の現役部員にも「継続は力なり」のお言葉をかけていただきました。
長く矯正歯科治療に携わることの大切さ、難しさをあらためて認識する今回の研究会への参加となりました。
豊富な知識と技術で行う矯正歯科治療なら、常滑の久野歯科医院へ
本日ご紹介をしたように私は専門の矯正歯科医として、自身の知識そして技術をより向上させるため、様々な勉強会や研究会等へ足を運び学んでいます。
そして、そこから得られた経験・知識を患者様への実際の矯正歯科治療へ役立てています。
このような豊富な知識・経験に基づく、より効果的で質の高い矯正治療をご希望でしたら、是非ご相談をいただければと思います。
また、現在他院で矯正歯科治療を進めているものの、不安がある、治療内容に疑問がある場合はセカンドオピニオンとして、患者様の不安を解消するお手伝いも行っております。
そのため、当院には近隣の常滑だけでなく、名古屋市やその他の遠方地域からも多くの患者様へお越しいただいております。
今後もお一人ひとりの患者様へご納得いただける矯正治療に努めてまります。
≪院長の略歴≫
コンプリートデンチャー研究会に在籍をしながら、