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常滑の矯正歯科 久野歯科医院 ≫ 久野歯科医院コラム
常滑市の歯医者、久野歯科医院です。
皆様の役に立つ情報をお届けいたします。
歯を磨いている人は、日本人の96%です。
しかし磨いていることと磨けていることは違います。
磨き回数が少なく、磨き方が悪いので磨き残した
デンタルプラークが原因で歯周病にかかってしまい、
中高年以降では自分の歯を2年に1本以上のペースで
失っていくことになってしまいます。
自立して明るく元気に暮らせる生涯の期間を「健康寿命」といいます。
2015年の平均寿命は女性が87.05歳、男性が80.79歳となっていて、
健康寿命は女性が75歳、男性が71歳ですのでその差が9年~11年あります。
日本人の平均寿命は女性では世界一ですが、生活習慣病などで寝たきりになる期間が長く、
健康寿命を伸ばすことが課題となっています。
フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームなどの考え方も導入されてきました。
28本の永久歯のうち10本以上を失うと日常生活(食事、会話)に支障が出てきます。
平成元年よりスタートした80歳で20本以上自分の歯を保つことを目標にした8020運動で、
8020達成率は28年間で7%から現在51.2%となり、
残っている歯の数はおおよそ5本から14本にまで増えています。
しかし中高年が歯を失う原因の歯周病の罹患率が減少したわけではありません。
歯周病が糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めることは当コラムでもお話してきました。
(糖尿病について)(歯周病が全身に及ぼす影響について)
歯の寿命の短い人は健康寿命も短いといえそうです。
歯周病の原因は歯と歯ぐきの境目に付着するプラークです。
プラークは細菌の塊です。
プラークの除去のためには毎日の歯磨きの習慣が大切です。
1日3回が理想ですが1日3回は無理でも朝晩の2回は必ずブラッシングしたいものです。
電動歯ブラシは使い方が上手になると歯ブラシで手で磨くよりも
多くの歯垢を落として歯肉炎を抑える効果があります。
電動歯ブラシを使うと歯垢減少率は手磨きの歯垢減少率より10%も高くなったという報告があります。
最近では家庭のなかに電動歯ブラシが普及してきています。
電動歯ブラシに替えてから歯みがきの回数や時間が増えた人も多く見られます。
電動歯ブラシは手で磨くより力、動きが一定で効率よく磨け、疲れを知りません。
腕の筋力や握力が落ちた高齢者や手が不自由で思うように歯ブラシができない人にも
電動歯ブラシは活躍します。介護の現場でも電動歯ブラシは応用することができます。
歯を磨くだけではなく、口腔内のマッサージにも利用できます。
電動歯ブラシは面倒な歯みがきをたのしい生活習慣に変えてくれるでしょう。
写真は人気のある電動歯ブラシの(ソニッケアー)です
ワンタフトブラシとは形状が歯ブラシの先が山形になっていて毛先が小さく一塊になっている歯ブラシです。
常滑市の久野歯科医院では、主に小児の家庭でのお母様、お父様が行う仕上げ磨きの時や
ワイヤーを使用しての矯正歯科治療のブラッシング時に必ず、お渡しして使用していただいています。
またインプラント治療が行なわれた患者様のメインテナンスにも使用されています。
もちろん歯周病の予防のためにも使用でき、歯ブラシや電動歯ブラシと併用することで
プラーク(歯垢)の除去率が非常に高くなり歯と歯ぐきを健康に保つことができます。
歯と歯ぐきの境目と歯と歯の間を沿わせるように連続的に磨いたり、
歯と歯の隙間に毛さきを突っ込むようにして、使用します。
常滑市の久野歯科医院では主にオーラルケアのプラウトを使用していただいております。
歯を失う二つの大きな原因はむし歯と歯周病です。
歯周病は、30代の80%がかかっていると言われています。
歯周病は、糖尿病などと同様に生活習慣病の一つにもあげられています。
痛みなどの自覚症状が少なく、自分では気がつかないうちに徐々に症状が進行していきます。
歯周病を予防したり、治療後健康な状態を続けていくためには、定期健診とメインテナンスなどの
プロフェッショナルケアとともにホームケア・セルフケアがとても大切です。
セルフケアの中心は歯ブラシや電動歯ブラシによる通常のブラッシングですが、
歯ブラシや電動歯ブラシだけではケアするのが難しいのが現実です。
中高年からのホーム・セルフケアでは歯ブラシや電動歯ブラシのほかに歯間ブラシやデンタルフロスを
併用、使用するのが効果的でお口の健康を保ち、歯周病や根面う蝕を予防するためには
歯間ブラシやデンタルフロスは必ず必要になってきます。
デンタルフロスは歯と歯の間が
緊密に接触している場合に使用します。
歯ブラシとフロスの併用で汚れの大部分をとることができます。
デンタルフロスの使用にわずらわしさを感じる人は
糸ようじを使用してはどうでしょうか。
糸ようじは柄を持つようになっていて
短いフロスがつけてあります。
歯間ブラシは今までにむし歯をなおし、金属、プラスチックなどで
かぶせたり、大きく詰めたりしてある歯の隙間に使用するのに
適しています。
フロス使用時に歯の治療の詰め物で引っ掛かりがある場合や
加齢により歯肉が下がってきて歯の根に当たる部分が
露出してきている場合も使用すると良いでしょう。
ブラシの部分に歯磨き粉や薬液を付けて磨くと効果的です。
歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)は
大人のオーラルケアの必需品です。普段のケアにぜひ取り入れ、
ワンランク上のオーラルケアを目指しましょう。
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